雑感:クランチパッド販売停止(09/12/3)

webビューワーとして大変魅力的な12インチタブレット型PC「クランチパッド」の販売中止が発売前に発案者より発表されました。原因は、開発・製造と担当した企業FusionGaragの株主からの圧力によるものとされています。この製品は非常に魅力的なもののため、パートナー関係を決裂させても、FusionGarag独自の製品として発売させたいとのこと。
つまり、クランチパッドとしては発売されませんが、同じものが別の名前で販売される可能性は残っています。ところが、クランチパッドをもともと企画した側からすれば、アイディアを盗まれた事になるのですから、そんなことがまかり通る訳にはいきません。発案者側はすでに訴訟の意を表明しています。製造者側にもキチンとした事情があるかもしれませんが、訴訟中に他の企業が同じようなコンセプトの製品を発売しビジネスチャンスを逃してしまうことになりかねません。
すでに日本のNTTは、無線LANを搭載したデジタルフォトフレームを発表しています。この製品は、グーグルの携帯&ネットブック用OSアンドロイドを搭載し、独自アプリしか走らせることができない仕様になっている点は残念ですが、アプリケ―ションを独自に付け足す事も可能です。また、無線LANを備えた電子ブックビューワーや、価格帯で直接ぶつかり合うことはないと思いますが、噂されているアップルのタブレットPCなど、この分野はかなり盛り上がっています。
先行企業の利を失ってでも、契約を破って独自に製品を出そうとするのは、個人的には愚かなことに思うのですが、案外、焦らすことによって購買欲を倍増させる目的や、製造上でトラブルがあり、発売する目途が立たない事を隠す目的ということも考えられるのではないかと思っています。
<参照> 悲しいお知らせ:CrunchPadは始まる前に終わってしまった… - 公式サイト
     Widget + Digital Photo Frame (光iフレーム) - 公式サイト
(奥田)